公共ホール音楽活性化アウトリーチ・フォーラム事業(新見市)
トリオ・アルティカ(ピアノトリオ)の三人のアーティスト(ピアノ:澤田智子さん、ヴァイオリン:能登谷安紀子さん、チェロ:渡辺靖子さん)は、7月8日から12日の5日間の日程で新見市内の6つの小学校でアウトリーチとコンサートを実施しました。
初日の7月8日は、市の北部に位置し鳥取県との県境に近い千屋小学校と市の西部に位置する野馳小学校の2校を訪れてアクティビティを行いました。子ども達の中には、初めて見るヴァイオリンやチェロといった楽器に興味津々の様子でじっと見つめる子どももいて、その音色に素直に反応していました。千屋小学校ではトリオ・アルティカの演奏に子ども達たちが合唱で参加するなど楽しいアクティビティとなりました。
2日目は、市の南部に位置する萬歳小学校と東部に位置する井倉小学校、3日目には、市の西部に位置する矢神小学校と中心部に位置する西方小学校でアクティビティを行いました。アーティストの3人は、それぞれの楽器の魅力を音の出る仕組 みなどを交えて紹介するとともに、「トリオで演奏する楽しさ」や「想像力」などをテーマにしてトリオとしての魅力についても子ども達に語りかけました。
今回の新見市でのアクティビティは市域の東西南北を訪れることができ、普段はホールに足を運ぶ機会の少ない子ども達に生の音色を届けるとともに、アーティストを身近に感じて貰うことができたと思います。
最終日の12日には「まなび広場にいみ」大ホールで大勢の観客の前で演奏し、新見市民の皆さんにクラシックの魅力を感じて貰う機会をお届けすることができました。