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2008年9月

2008年9月17日 (水)

福岡県古賀市公共ホール音楽活性化事業(9月13日~15日)

913()15()に福岡県古賀市にて、公共ホール音楽活性化事業が行われました。アーティストは、木管五重奏のQuintetH」(クインテット・アッシュ)です。 

アクティビティは、13日・14日にかけて古賀市内の3つの中学校と1つの高校の吹奏楽部を対象におこなわれました。それぞれの楽器の仕組みや歴史を説明するほか、リズムの合わせ方を理解してもらうために目隠しをして「ヒンデミット」を演奏するなど、趣向を凝らした内容。生徒たちからは時折驚きや感心の声が上がり、興味深く聞いている様子でした。また、生徒たちから「綺麗な音を出すにはどうすれば?」「一日にどのくらい練習していますか?」など吹奏楽部ならではの質問が多く寄せられました。

 最終日に古賀市中央公民館でおこなわれたコンサートでは、アクティビティをおこなった学校の生徒たちやその家族をはじめ、「おしゃれなファミリーコンサート」というテーマのとおり、たくさんの親子連れの方々に足を運んでいただきました。子どもたちも知っている「カルメン」や「きらきら星による変奏曲」といった曲の演奏のほか、オーボエ奏者の最上さんを中心に、それぞれの楽器や木管五重奏について楽しい解説がありました。会場からはたびたび笑い声や拍手が上がり、親子で一緒に楽しんでいる様子でした。

2008年9月11日 (木)

平成20年度「文化政策幹部セミナー」開催(9月8日、9日)

 9月8日、9日の2日間、地域創造会議室において、地方公共団体の文化・芸術振興担当幹部職員を対象とした「文化政策幹部セミナー」を開催しました。このセミナーは、文化・芸術による地域づくりの意義や役割に対する理解を深め、今後の政策立案に活かしていただくことを目的として実施しています。
  今回は、23団体の方にご参加いただき、清水裕之氏(名古屋大学大学院環境学研究科教授)をコーディネーターにお迎えして実施しました。文化・芸術が地域づくりにどのような活力を与えるか、地域と文化・芸術を繋ぐ重要な役割を担う公立文化施設に期待されることとは何か、などについて実際にまちづくりや施設運営に携わって来られた方々が講師を務め、それぞれ実体験を基にお話しいただきました。
  清水氏からは最後に『地域づくりを行う上で、行政には、「頭がかたい」「理解が足りない」など、地域の方や専門家の方などからたくさんの苦情が寄せられることかと思いますが、それは「行政の力がなければ地域づくりはできない」ということの裏返しです。これからもよりよい地域づくりを目指して行政の方には頑張っていただきたい』と参加者に向けてエールをいただきました。
 

2008年9月 3日 (水)

公共ホール音楽活性化アウトリーチ・フォーラム事業 岡山セッション ガラコンサート

7月19日(土)、岡山県立美術館ホールで、今年度前半のアウトリーチ・フォーラム、岡山セッションガラコンサートが行われました。夏休み最初の土日、「晴れの国岡山」に相応しい晴天の中、たくさんのお客さまがご来場くださいました。

今回のアーティストは、アルモニューズ カルテット(弦楽四重奏)、トリオ・アルティカ(ARTICA)(ピアノ三重奏)、木管五重奏団MINTOの若手3組のアンサンブルです。

 3組のアーティストは、6月半ばにアウトリーチプログラムづくりを中心とした研修を集中的に行った後、県内7市町村で45回のアウトリーチ及び6回のコンサートを行いました。 

 今回のガラコンサートはその締めくくりとなるものです。アウトリーチ先でのエピソードトークも絡めながら、これまでの活動に対する深い思いが伝わってくる演奏で、フォーラム・ガラコンサートならではのアーティストと観客の距離が近いあたたかなコンサートでした。

 なお、本年度二つ目のアウトリーチ・フォーラムは1月から3月に高知県で開催される予定です。20p320sq 20w5

公共ホール音楽活性化アウトリーチ・フォーラム事業(新見市)

   トリオ・アルティカ(ピアノトリオ)の三人のアーティスト(ピアノ:澤田智子さん、ヴァイオリン:能登谷安紀子さん、チェロ:渡辺靖子さん)は、7月8日から12日の5日間の日程で新見市内の6つの小学校でアウトリーチとコンサートを実施しました。

初日の7月8日は、市の北部に位置し鳥取県との県境に近い千屋小学校と市の西部に位置する野馳小学校の2校を訪れてアクティビティを行いました。子ども達の中には、初めて見るヴァイオリンやチェロといった楽器に興味津々の様子でじっと見つめる子どももいて、その音色に素直に反応していました。千屋小学校ではトリオ・アルティカの演奏に子ども達たちが合唱で参加するなど楽しいアクティビティとなりました。

2日目は、市の南部に位置する萬歳小学校と東部に位置する井倉小学校、3日目には、市の西部に位置する矢神小学校と中心部に位置する西方小学校でアクティビティを行いました。アーティストの3人は、それぞれの楽器の魅力を音の出る仕組 みなどを交えて紹介するとともに、「トリオで演奏する楽しさ」や「想像力」などをテーマにしてトリオとしての魅力についても子ども達に語りかけました。

今回の新見市でのアクティビティは市域の東西南北を訪れることができ、普段はホールに足を運ぶ機会の少ない子ども達に生の音色を届けるとともに、アーティストを身近に感じて貰うことができたと思います。

最終日の12日には「まなび広場にいみ」大ホールで大勢の観客の前で演奏し、新見市民の皆さんにクラシックの魅力を感じて貰う機会をお届けすることができました。

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公共ホール音楽活性化アウトリーチ・フォーラム事業(玉野市)

7月14日より岡山県玉野市でアルモニューズ・カルテットによるアクティビティ&コンサートを行ないました。公共ホール音楽活性化事業アウトリーチ・フォーラム事業として、アルモニューズ・カルテットにとって2箇所目の市となります。

アクティビティ先は、山田小学校、鉾立小学校、東児中学校の3箇所、小学校では給食交流も行われました。

コンサート前日には、コンサート会場近くの天満屋ロビーと、市役所ロビーでゲリラミニコンサートを行いました。市役所ではお昼を終えた市役所の職員をはじめ、80名近い人がミニコンサートに、市役所中に弦楽四重奏の音色と大きな拍手が響き渡りました。

コンサートでは前日のミニコンサートを聴いたお客様を含め、多くの方が足を運び、盛況のうちに幕を下ろしました。