平成20年度調査研究事業「文化・芸術による地域政策に関する調査研究」がスタート
平成20年度の調査研究事業「文化・芸術による地域政策に関する調査研究」がスタートし、調査研究の進め方や、調査研究の成果について幅広い視点から議論を行う専門調査会が11月7日(金)に、現場の意見を調査研究に反映させるためのコーディネーター会議が11月12日(水)に、地域創造会議室にて、それぞれ開催されました。
今年度の調査研究事業は、アウトリーチなどのアーティストと地域や住民との交流を促進するプログラムを「文化・芸術による地域交流プログラム」と名付け、それらが、住民や地域社会にどのような効果をもたらしているのか、公立文化施設の運営や地方公共団体の行政サービスにどのような影響を与えているのか、また、それらを実施・継続するための問題点や課題について調査し、プログラムの積極的な展開方法や今後の方向性を検討し、5年後・10年後を見据えたプログラムのあり方について提案することを目的としています。
専門調査会において地域交流プログラムの現状について明らかにしつつ、今後のあるべき姿について議論していくという調査の大まかな方向性について確認する一方、コーディネーター会議においては現場の状況について意見交換を行いながら調査・アンケートの実施方法などについて議論を行いました。平成20年度は数回の会議を開催した上で中間報告を取りまとめることとし、その内容を元に平成21年度はさらに詳細な調査や議論を行い、平成21年度末に最終報告書を取りまとめる予定です。