高松市ダン活開催
12月11日(火)から16日(日)まで、香川県高松市にてダン活を開催しました。アーティストは振付家の伊藤多恵さんとダンサーの松原佐紀子さんです。
アウトリーチは11日(火)に高松第一高校、12日(水)に香川大学教育学部で行なわれました。
高松第一高校ではダンス部を対象にワークショップを実施。みなさんコンテンポラリーダンスは初めてでしたが、ヒップホップやジャズなどとはまた違った身体の動きは新鮮な体験のようでした。
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香川大学では幼児教育コース専攻の学生を対象にワークショップを実施。ここでのテーマは“身体を遊ばせる”。手や足など少しずつ動かすことから始まり最後は自分の身体からユニークな動きを引き出すところまで発展。見ているだけでも楽しいワークショップとなりました。
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一般ワークショップは13日(木)~15日(金)の3日間、サンポートホール高松のリハーサル室で行なわれ、15名ほどの方にご参加いただきました。すべて女性でしたが年齢層は20代から60代と幅広く、なかには岡山から参加してくださった方もいました。ワークショップでは“正面から飛んでくる丸太を避ける”など具体的なイメージのもと身体を動かし、こういった動きをつなぎ合わせて参加者それぞれのダンスを作っていきました。
最終日の16日(日)には、高松が初演となる『CARRY』(出演:松原佐紀子・港大尋、振付:伊藤多恵、音楽:港大尋)が第2小ホールで上演されました。公演にはワークショップに参加した9名も出演。会場には初めてコンテンポラリーダンスを観るお客さんもいたはずですが途中で席を立つ方は1人もおらず、この作品に引き込まれている様子でした。終演後、ロビーにいた伊藤多恵さんに“公演はとてもすばらしかった。”と声をかけるお客さんもいらっしゃいました。
こうして高松市のダン活は無事終了しました。今回のダン活をひとつの契機に、これから高松でコンテンポラリーダンスが広がっていけばと思います。