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2008年2月

2008年2月25日 (月)

珠洲市ダン活開催

 1月15日(火)から20日(日)まで、雪降る珠洲市でダン活が開催されました。石川県珠洲市は能登半島の先端に位置する人口18,000人ほどの町で、ここにBABY-Qの東野祥子さんが1週間滞在しワークショップとダンス公演を行ないました。

 アウトリーチは15日(火)に竹中バレエ教室の小学2年生と民舞明千代会、16日(水)に西部小学校4年生、17日(木)に七尾養護学校珠洲分校中高生を対象に行なわれました。


 ラポルトすずのロビーで行なわれた民舞明千代会のアウトリーチではダンスワークショップのほか東野さんと明千代会の皆さんが珠洲の民舞「ちょんがり」を一緒に踊り互いに交流を深めました。また小学校と養護学校で行なわれたアウトリーチでは寒い体育館にもかかわらず児童や生徒のみなさんは元気いっぱいに身体を動かしワークショップを楽しみました。

 16日(水)・17日(木)には一般の方を対象としたワークショップがホールの舞台上で開催されました。参加者は幼稚園児から60代までと年齢層も幅広く、親子で参加してくれた方、放課後に駆けつけてくれた高校の先生と生徒さんなど顔ぶれも様々でした。今回コンテンポラリーダンスに初めて触れるという方がほとんどでしたが、東野さんに導かれどなたも身体を伸び伸びと動かしていました。“身体を自由に解放して気持ちが良かった”、“もっとやりたかった”といった感想もあり参加者の皆さんにはご満足いただけたようでした。

 最終日の20日(日)には、ラポルトすずのホールで『透き間』(構成・演出・出演:東野祥子)の公演を開催。公演には一般ワークショップに参加した10名も出演し珠洲オリジナルの作品となりました。観客のアンケートによると公演を見て感動したという方が多く、東野さんのダンスはもちろん作品を構成していた映像や照明なども印象的だったようです。公演終了後には東野さんとお客さんとの交流会も開かれました。

 今回、ラポルトすずは東野祥子さんのダンスを通して様々な人たちが出会い交流を深める場となりました。これからも珠洲で徐々にダンスが浸透し、コミュニケーションの輪が広がっていけばと思います。

【写真】
●ラポルトすず(上段・左)
●民舞明千代会のアウトリーチ(上段・中)
●西部小学校のアウトリーチ(上段・右)
●七尾養護学校珠洲分校(下段・左)
●一般ワークショップの様子(下段・中)
●交流会の様子(下段・右)Photo_5Photo_6Photo

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2008年2月14日 (木)

東京ラボ~アートコース

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東京ラボ~ダンスコース

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東京ラボ~音楽コース

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東京ラボ~入門コース

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ステージラボ・アートミュージアムラボ東京セッション

 全国の公共ホール、劇場の職員及び地方公共団体の芸術文化担当職員を対象とした研修事業、「ステージラボ・アートミュージアムラボ東京セッション」を、東京芸術劇場で、5日~8日の4日間にわたり、開催いたしました。

 この事業は、平成6年度以降、毎年夏と冬に実施しているもので、人材の育成と相互の交流(ネットワークの形成)を図るものです。「ラボ(実験室)」という名が示すとおり、ワークショップなどの体験型プログラムやグループ討論などの双方向コミュニケーションを重視し、少人数形式により「実験的な試み」を行う研修です。研修生に対しても、申込み時にアンケートを提出してもらい、積極的な参加意志を求めています。

 今回は、

 ①ホール入門コース/津村 卓(地域創造プロデューサー)

 ②自主事業Ⅰ(音楽)コース/児玉 真(NPO トリトン・アーツ・ネットワークディレクター、地域創造プロデューサー)

 ③自主事業Ⅱ(ダンス)コース/志賀 玲子(アイホールプロデューサー)

 ④アートミュージアムラボ/河崎 晃一(兵庫県立美術館 常設展・コレクション収集管理グループリーダー)

の4コースから構成されており、60名を超える受講生が受講しました。

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2008年2月 4日 (月)

公共ホール音楽活性化アウトリーチ・フォーラム事業 富山県高岡キャンプ 

4日目の28日、3組の若手アーティストたちは二塚小学校ではじめてのアウトリーチを行いました。

Brass Soul金管魂(金管五重奏)のアクティビティでは、金管五重奏の演奏をバックに子どもたちみんなで『世界に一つだけの花』を歌いました。トリオ・エトワール(ピアノトリオ)は、その音楽が何をイメージしてつくられたものか、実際の絵などを見せながら子どもたちに伝えました。カルテット・ゼーレ(弦楽四重奏)は、実際に楽器に触れてもらい、体験型の楽器紹介を行いました。

各組ともそれぞれ違ったアプローチで子どもたちにクラシック音楽の魅力を伝えました。自分たちが実際に子どもたちに向けてアクティビティを行ってみて、また他のアーティストのアクティビティを見て、それぞれに反省点などが見えてきたようです。

 

早速帰って全体で反省会を行い、各組が自分たちのプログラムについて、また別の組のプログラムの感想、反省点などを話し合いました。

 

同じプログラムでも学年やクラスによっても反応が違うので、そのクラスの雰囲気に合った対応をしていかなければならないこと、大人が当たり前に使っている言葉でも、子どもにはわからない場合があるので、言葉を選ぶことが重要なことなど実際のアウトリーチを終えてわかる色々な反省点・改善点が見えてきたようです。

 

キャンプ最終日の29日、3組のアーティストはそれぞれ前日の反省を生かしてプログラムを再度練り直し、トリオ・エトワール(ピアノトリオ)は横田小学校で、カルテット・ゼーレ(弦楽四重奏)は牧野小学校で、Brass Soul金管魂(金管五重奏)は午前中石堤小学校、午後に西広谷小学校にそれぞれ分かれてアウトリーチを行いました。

 

終了式でそれぞれのアクティビティの成果について語り合いました。児童が描いた似顔絵で迎えられた組、児童によるお礼の合唱に涙が出そうになった組、それぞれ笑顔でアクティビティを終えられたようです。

 30日からは3組が別々の市町村でアウトリーチとコンサートを行います。この研修をとおして学んだことを生かし、地域でのアウトリーチ活動がますます活発に行われ、身近で親しみやすいホールコンサートが開催されることを期待しています。   

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公共ホール音楽活性化アウトリーチ・フォーラム事業 富山県高岡キャンプ 

  1月25日(金)~29日(火)にかけて、富山県高岡文化ホールを拠点に公共ホール音楽活性化アウトリーチ・フォーラム事業アーティスト研修が行われました。

6月から12月にかけて行われた青森アウトリーチ・フォーラムに続く今年度2つ目となる今回は、トリオ・エトワール(ピアノトリオ)、カルテット・ゼーレ(弦楽四重奏)、Brass Soul金管魂(金管五重奏)の三組の若手アーティストが参加し、ホールスタッフとともに地域でのアウトリーチ活動の手法を学びました。

 

初日、開講式を終えた各アーティストは、それぞれ練習室にこもりコーディネーターのアドバイスなどを受けながらアウトリーチプログラムの組み立てについて話し合いました。

 子どもたちにいかにわかりやすく、楽しく、そして身近にクラシック音楽を聴いてもらえるか、それぞれ工夫を凝らします。

 2日目、アウトリーチ・フォーラム事業の一環として24日から高岡市内4つの小学校でアウトリーチアクティビティを行ってきた音活OBアーティストのテノール歌手、中鉢聡さんのコンサートを見学しました。

 曲間のユニークなトークの中に、次の曲の聴き所を上手く取り入れるところはさすがです。若手アーティストにとってもよい刺激となったようです。

 コンサート見学後はOBアーティストの中鉢さんも交えて全体交流会を行いました。

 3日目、いよいよ翌日に小学校でのアウトリーチアクティビティを控え、各組の練習にも熱が入ります。明日の本番に向け、各組が練りに練って考えたプログラムを実演してみます。楽器紹介や音楽の素晴らしさ、子供たちに伝えたいことがいっぱいで、45分の時間内に収めるのは至難の業です。

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