音楽 Feed

2007年12月 7日 (金)

福岡県宗像市公共ホール音楽活性化事業

 10月29日(月)~31日(土)に福岡県宗像市にて公共ホール音楽活性化事業が実施されました。派遣アーティストはヴァイオリンの小野明子さんと箏の片岡リサさんです。
 アクティビティは、29日(月)に岬公民館と宗像大社の2箇所、30日(火)には大島小・中学校と池野公民館の2箇所、合計4箇所で開催されました。

 宗像大社のアクティビティは境内にある拝殿で行なわれ、ご来場いただいた皆さんは幻想的な舞台で奏でられるヴァイオリンと箏の音色に聴き入っているようでした。このほかのアクティビティでは、『赤とんぼ』などの唱歌を二人の演奏で会場の皆さんが合唱したり、小学生たちと箏で『さくら』を合奏するといった交流プログラムも行なわれました。

 10月29日(水)に宗像ユリックス・ハーモニーホールで開催されたコンサートでは、ヴァイオリンと箏のアンサンブルにより『ハンガリア舞曲 第5番』、『春の海』などが演奏されました。和と洋のめずらしい組み合わせによるコンサートは時折、客席から感嘆のため息が聞こえるほどでご来場いただいた皆さんにはご満足いただけたのではないでしょうか。終演とともに起きた大きな拍手が印象的でした。


Photo_2
●宗像大社   
宗像大社で行なわれたアクティビティ。ライトアップされた拝殿で演奏する小野明子さんと片岡リサさん。

.

Photo_3
●大島小・中学校
大島小・中学校で行なわれたアクティビティ。会場には大島の小・中学生や隣島、地島の小学生も来てくれました。

.

Photo_4
●池野公民館
池野公民館でのアクティビティ。学校でお箏を習っている小学生たちと『さくら』を合奏。

青森アウトリーチフォーラム 終了

 アウトリーチフォーラム青森を締めくくるガラコンサートが12月2日、青森市民ホールで開催されました。

 フォーラム・アーティストは、シリウス(ピアノトリオ)、カルテット・リベルテ(弦楽四重奏)、ウィンドアンサンブル・ポロゴ(木管五重奏)の若手3組のアーティストです。

 3組のアーティストは、これまで、アウトリーチプログラムづくりを中心とした研修を集中的に行った後、県内7市町村で45回のアウトリーチ及び6回のコンサートを行ってきました。(なお、このほかに、OBアーティストによる4回のアウトリーチとコンサートも行われています。)

 

 今回のガラコンサートはその締めくくりとなるものです。アウトリーチ先でのエピソードトークも絡めながら、これまでの活動に対する深い思いが伝わってくる演奏が続きました。

 終演後、アーティストがロビーで観客の見送りをしているところに、アウトリーチ先で出会った小学生たちが駆け寄り、ドレスアップしたアーティストたちと写真を撮るなど再会を喜ぶシーンも見られました。

 フォーラム・ガラコンサートならではのアーティストと観客の間が近いあたたかなコンサートでした。

 なお、今年度2つ目のアウトリーチフォーラムは、富山県にて平成20年1月から3月にかけて開催される予定です。


P1010647
スライドを交えながら、アウトリーチの様子を話す。

2007年11月29日 (木)

山口県阿武町公共ホール音楽活性化事業

 10月25日(木)~27日(土)に山口県阿武町にて公共ホール音楽活性化事業が実施されました。派遣アーティストはヴァイオリニストの小野明子さんとピアノの西脇千花さんです。

  アクティビティは、25日(木)に宇田小学校・福賀小学校の2箇所、26日(金)に清ヶ浜清光苑(老人福祉施設)、奈古小学校の2箇所、合計4箇所で実施されました。

 小学校では谷川俊太郎の詩『生きる』を児童たちが唱和し、小野明子さんが詩に合う曲を選んで演奏するプログラムや、絵本の朗読とのコラボレーションなど、多彩な内容でこどもたちも大喜びでした。老人福祉施設では演奏に合わせて体を動かす曲等を盛り込み、一方的に音楽を聴くだけではなく、皆さんも一緒に参加して楽しんでいただきました。 Photo_3

 10月27日(土)に開催された阿武町町民センター文化ホールでのコンサートには、たくさんのお客さまにご来場いただき、「初めて生の音楽を聴いて感動した」、「ヴァイオリンとピアノの音色に惹きこまれていくようなすばらしい演奏でした」などなど、大いにお楽しみいただけたようです。ここでも絵本の朗読と演奏。絵本に出てくるラッパを吹くシーンには地元バンドのメンバーでトランペットをなさっている方が共演してくださり、大好評でした。

.

.

071025_3

●みんなで作った案山子を飾りつけして全校児童で歓迎してくれた、宇田小学校。

.

.

.

.071025b_5

● 宇田小学校で地元の食材を活かした給食。この日は月に1度の「魚食普及の日」。地元の海でとれたアジのから揚げを頭からがぶりとおいしくいただきました。

.

.

.

.

071025b_6

●「生きる」を朗読してくれているみんなの声を聴く、小野明子さんと西脇千花さん。福賀小学校では最後に合唱の贈り物をいただきました。

2007年11月28日 (水)

矢掛町公共ホール音楽活性化事業

 9月14~16日に岡山県矢掛町にて公共ホール音楽活性化事業が実施されました。派遣アーティストはマリンバ奏者の大熊理津子さんと、ピアノの藤岡弘子さんです。

 アクティビティは矢掛小学校、三谷小学校、老人福祉センター(寿大学)、矢掛本陣の蔵の4箇所で実施され、小学校では子ども達との合奏、寿大学、蔵では演奏と一緒に歌を歌ってもらうなど、全ての会場で参加者が演奏にも参加してもらう形を取りました。

 やかげ文化センターでのコンサートには多くの児童の来場があり、幕間にコンサートでのマナーについて担当の方が説明する場面もありましたが、お客様には満足いただけるコンサートになったかと思います。

Photo_2Photo_5Photo_3
 

Photo_6

Photo_4

Photo

 

Photo_8

2007年11月26日 (月)

沖縄県北谷町公共ホール音楽活性化事業

9月20日から22日にわたり、沖縄県北谷町のちゃたんニライセンターにて、公共ホール音楽活性化事業を実施しました。

 アーティストはサックス四重奏のQuartet SPIRITUSです。

 コンサートに先立ち、町内の小学校(北谷小・北谷第二小)でアウトリーチコンサートを実施しました。4種類のサックスの特徴を楽しいトークを交えながら解説し、ひとつの曲を和風・洋風・中華・沖縄料理に見立てたアレンジで演奏するなど、児童はもとより先生たちも大喜びでした。

Dscf0012 Dscf0014 Dscf00251 Dscf0069 Dscf0097


2007年11月 2日 (金)

音活登録アーティスト第1次選考会

 10月31日、平成20・21年度公共ホール音楽活性化事業登録アーティストの第1次選考(MDなどによる予備審査)を実施いたしました。

 過去最高の募集者数となり、募集者のレベルも高く、真剣な審査が続けられました。

◆審査員[50 音順・敬称略]
秋山和慶(指揮者)
児玉真(NPO トリトン・アーツ・ネットワークディレクター、公共ホール音楽活性化事業チーフコーディネーター、財団法人地域創造プロデューサー)
西村朗(作曲家)

音活ハンドブック編集会議開催

 10月22日、第3回目となる音活ハンドブック編集会議を開催しました。

 今年で10周年を迎える公共ホール音楽活性化事業。これまでの取り組みを総括しつつ、関係者の手引き、指針となるハンドブックの作成をすすめており、今回は、3回目の会議となります。

 アクティビティの類型・あり方、アクティビティとコンサートの関係、地域との関わり等々様々な観点から意見が出され、集約していく作業が続きました。

 今年度中に、取りまとめた上、20年度以降の音活事業の実施に向け、活用していくい予定です。

 

2007年9月10日 (月)

19年度音活スタート

 19年度公共ホール音楽活性化事業がスタートしました。

 トップバッターとなるのは、宮城県大和町(ふれあい文化創造センター)で、アーティストは、リコーダーの江崎さんです。

 最初に実施された小野小学校のアウトリーチコンサート。バロック音楽からジャズまで幅広い音楽演奏と江崎さんの楽しいトークが印象的でした。

P1010004_2 P1010006 P1010008 P1010009 P1010021 P1010022 P1010026 P1010031

  

2007年8月28日 (火)

音活支援プレゼンテーション&セミナー(オペラ企画プレゼン)

 P1010007

 8月3日の音活支援プレゼンテーション&セミナーにおいて、複数ホールの共同・連携によるオペラ上演の実現を目的とする、オペラ企画プレゼンが実施されました。

 このプレゼンは、過去3回の事業制作研究委員会(オペラ部門)で検討してきた成果も踏まえ、4つの公共ホールから共通資料及び個別資料に基づき、行われたものです。

 いずれも共同・連携していくための工夫が凝らされた企画であり、難しいとされるオペラの共同・連携の取組みへの積極的な意欲を感じさせるものでした。

 地域創造としても、こうした取り組みの推進に資するよう、20年度支援事業の連携事業として助P1010012成できるよう所要の措置を講じたところです。

 今後、プレゼン企画に対する参画館が少しでも多く出て、その具体化が図られるよう期待しています。

 問い合わせ・申し込み等、各提案ホールへ積極的にお願いします。

○提案された企画案

1 びわ湖ホール 

 ・青少年オペラ

   「ジャンニ・スキッキ」(プッチーニ作曲)

 ・オペラへの招待

   「こうもり」(J.シュトラウス作曲)P1010013

2 兵庫県立芸術センター

 ・コミックオペラ 

   「ミラクル博士」(ビゼー作曲)   

3 サラマンカホール

 ・創作オペラ

   「ひかりのゆりかご」(吉岡弘行作曲)

4 神奈川県立音楽堂 

 ・バロックオペラ

   「オルフェオ」(モンテヴェルディ作曲) 

P1010015

2007年8月27日 (月)

音活支援プレゼンテーション&セミナー(ワークショップ)

 音活支援プレゼンテーション&セミナーにおいて3日に行われたワークショップ『オペラ・ミュージカルづくりの現場から』の様子です。中村透先生、能祖将夫コーディネターにより、濃密なワークショップが展開されました。

 ミュージカルづくりをテーマにしたこのワークショップは、斬新な試みとも言え、同日午後の公共ホ-ルによるオペラ企画プレゼンとも連携した事業として実施されました。

 参加者の方々も、言葉と音楽の関係をはじめ、オペラの基本的成り立ちを踏まえた解説を聞きながら、ワークショップに熱心に取り組んでいました。

Img_4859Img_4861Img_4850      Img_4849Img_4860Img_4856