コンテンポラリーダンス Feed

2008年1月24日 (木)

富士見市ダン活開催

1月17日()~19日()、富士見市でダン活を開催しました。

アーティストは森下真樹さん、アシスタントは楠原竜也さんです。

昨年の11月に開催したワークショップ、アウトリーチに続いて、今回はキラリ☆ふじみでの公演「キラリ☆デビュタント」です。

19日の公演には、11月のワークショップ参加者の7名とアウトリーチ先の富士見高校3年1組の6名の有志の皆さんが、17日、18日のリハーサルを経て、オリジナルのダンスを披露しキラリ☆デビュタントしました。

当日のプログラムは、森下さんによる受付横でのウェルカム・パフォーマンスに始まり、会場をアトリエに移して作品「東京コシツ」の上演、続いて水の広場での楠原さんとワークショップ参加者・富士見高校3年1組のパフォーマンス、締めくくりはマルチホールでの作品「デビュタント」と盛りだくさんの内容でした。

キラリ☆ふじみという施設の特徴を最大に活かし、地域の皆さんと一緒に創りあげたキラリ☆ふじみならではの公演となり、集まった10代から70代の約100名の観客の皆さんは大変満足していました。今後、キラリ☆ふじみでコンテンポラリーダンスの☆がますます輝きますように!

Photo_3   

Photo_2Ws

2008年1月11日 (金)

ダン活全体研修会(企画制作編&プレゼンテーション)開催

 1月8日、9日の日程で平成20年度公共ホール現代ダンス活性化事業の全体研修会(企画制作編&プレゼンテーション)を池袋東京芸術劇場にて行いました。 参加者は、平成20年度のダン活実施ホールです。

 最初に、コーディネーターから、プレゼンを見るに当たってのポイントの解説、質疑応答などが行われた後、19・20年度ダン活登録アーティスト9組によるプレゼンが、次の順で実施されました。

  1日目 岩淵多喜子、森下真樹、岩下徹、セレノグラフィカ 

  2日目 伊藤多恵、北村成美、黒沢美香、東野祥子、山田うん

 持ち時間30分という短い時間の中、ミニワークショップやダンスの実演、映像紹介など魅力的なプレゼンテーションが続きます。各担当者の方も、どのアーティストに来ていただこうか、大いに悩んでいる様子でした。

 また、交流会では、プレゼンの時とはまた違った雰囲気の中、アーティストとホール担当者とのより突っ込んだ情報交換、意見交換などが行われました。

 2日目の最後は、3つのグループに分れての企画書作りです。舞台に関する疑問や、アウトリーチ先を具体的に想定した留意点など、どのグループも熱心に コーディネーターに質問をするなどして、より具体的なダン活プラン像を検討していました。

 今後、各ホールの希望に基づき、アーティストとのマッチングが行われ、20年度のダン活事業が展開されていくことになります。
 
 平成20年度のダン活実施ホールは、次の10箇所です。

 深川市文化交流ホールみ・らい、北上市文化交流センターさくらホール、小美玉市小川文化センター、みくに文化未来館、豊橋市民文化会館、松山市民会館、ユメニティのおがた、佐賀市交流プラザ交流センターエスプラッツホール、鹿児島市民文化ホール、徳之島町文化会館

     _0252_0243_0111

_0011_0272

2007年12月20日 (木)

浜田市ダン活終了

 島根県浜田市にて12月11日から行われたダン活が終了しました。
アーティストは山田うんさん、会場は石央文化ホールです。

浜田市は創作ダンスが盛んで、毎年、石央文化ホールにて各学校が創作ダンスの発表を行います。ダンスの土壌があることもあり、みなさんダンス表現に関して特に真剣に取り組んでいる印象を受けました。

 11日 松原小学校。4年生 約32名が参加。
   Photo_20Photo_18アーティストの山田うんさんがストレッチをしている時に子ども達が
体育館にやってきて、逆立ちをしたり、やわらかく体を折り曲げるうんさんの姿に大きな歓声が起こりました。
 言葉を発せずに、握手を通じて生徒と挨拶をするダンスから始まり、そのまま、生徒達はうんさんに手を引かれ、最後には彫刻のように一つの大きな姿になりました。うんさんの動きに合わせ、いろいろと体を動かしたり、ウルトラマンの曲に合わせてテーマに沿った思い思いのダンスをしました。

 12日 第3中学校。男女合わせて一年生約40名が参加。
 二人組みになり、相手の動きと自分の動きのタイミングを合わせて体を動かしたり、相手が動かす手のひらをみつめて、それに合わせて動いたりしました。最後に4組ほどに分かれて発表会を行い、仲間の動きを見て新しい発見をしました。男子と女子それぞれの性別を生かした表現が特徴的でした。

 14日 浜田商業高校。女子17名が参加。
 体を動かすことがとても好きということもあり、積極的に体を通していろいろな表現をし、始終笑いが絶えませんでした。「あっち向いてホイ」をもとにした動きのワークショップでは、自分の動きをそれぞれが考え、個性が表れていました。

 11日から13日の三日間開催された夜の一般ワークショップでは、15名強集まり、学校で創作ダンスを授業で行っている体育の先生の参加が多く見受けられました。 Ws

 「エリザベス」や「うに」といったユニークな自分のあだ名を参加者が考え、それを書いたシールを体に貼り、ワークショップが開始しました。

 「右足は球体で、左足は四角だったらどんな動きになるか?」など、それぞれが考えたオリジナルの表現を行いました。二日目ではそれを発展させた動きを追求、三日目では一日目と二日目の内容を発展させた形で行いました。
 相手の動きのタイミングを合わせることや、動きのタイミングを合わせてお互いが違う動きをすること、そして対象の人物がとったポーズを振りをつけて最終的
にその形になる、といった表現を合わせたミニ発表会を行いました。


 ワークショップ終了後はホールの会議室を利用した小さな懇談会が行われ、参加者がワークショップを通じて感じたことをうんさんに話をしました。

 「始めはとまどいがあったけれど、すんなりと溶け込めた。ダンスは苦手だという意識があったけれど、払拭されました。」など、さまざまな感想が述べられ、参加者はうんさんと名残惜しそうにいつまでもお話をされてました。

 15日の公演では、アウトリーチ先の学生の姿が多く目立ち、中には、アウトリーチを受けた小学生の男の子がおばあちゃんにねだって公演を観に来たケースもありました。

 コンテンポラリーダンスの公演は初めての石央文化ホールですが、創作ダンスの土壌があるせいもあり、みなさん自分たちの表現に生かそうという強い意志を持ってワークショップに参加したり、公演を観に来たりしていました。

 大成功のうちに浜田市のダン活は終了しました。

高松市ダン活開催

 12月11日(火)から16日(日)まで、香川県高松市にてダン活を開催しました。アーティストは振付家の伊藤多恵さんとダンサーの松原佐紀子さんです。

  アウトリーチは11日(火)に高松第一高校、12日(水)に香川大学教育学部で行なわれました。

Photo_10Photo_9

   高松第一高校ではダンス部を対象にワークショップを実施。みなさんコンテンポラリーダンスは初めてでしたが、ヒップホップやジャズなどとはまた違った身体の動きは新鮮な体験のようでした。

.

Photo_11 Photo_13  香川大学では幼児教育コース専攻の学生を対象にワークショップを実施。ここでのテーマは“身体を遊ばせる”。手や足など少しずつ動かすことから始まり最後は自分の身体からユニークな動きを引き出すところまで発展。見ているだけでも楽しいワークショップとなりました。

.

Photo_14 Photo_15 Photo_16

  一般ワークショップは13日(木)~15日(金)の3日間、サンポートホール高松のリハーサル室で行なわれ、15名ほどの方にご参加いただきました。すべて女性でしたが年齢層は20代から60代と幅広く、なかには岡山から参加してくださった方もいました。ワークショップでは“正面から飛んでくる丸太を避ける”など具体的なイメージのもと身体を動かし、こういった動きをつなぎ合わせて参加者それぞれのダンスを作っていきました。

  Photo_17最終日の16日(日)には、高松が初演となる『CARRY』(出演:松原佐紀子・港大尋、振付:伊藤多恵、音楽:港大尋)が第2小ホールで上演されました。公演にはワークショップに参加した9名も出演。会場には初めてコンテンポラリーダンスを観るお客さんもいたはずですが途中で席を立つ方は1人もおらず、この作品に引き込まれている様子でした。終演後、ロビーにいた伊藤多恵さんに“公演はとてもすばらしかった。”と声をかけるお客さんもいらっしゃいました。

 こうして高松市のダン活は無事終了しました。今回のダン活をひとつの契機に、これから高松でコンテンポラリーダンスが広がっていけばと思います。

2007年12月14日 (金)

丸亀市ダン活終了

丸亀市で行われていたダン活が、128()に終了しました。

 123()から行われたプログラムでは、アーティストの黒沢美香さんが、丸亀市立養護老人ホーム「亀寿園」と丸亀市立郡家小学校でアウトリーチ、丸亀市民会館大ホール舞台上で公募による一般向けワークショップ(3日間)と連続で行い、最終日に黒沢美香さんのダンス公演を上演しました。

一般向けワークショップでは、ゆっくりと伸ばしていくストレッチの後に簡単な振りを覚え、自分自身の速さや動きで丁寧に自分の身体と会話をしながら黒沢さんのダンスを感じていきました。

3日間のワークショップを終え、参加者からは「始めはよくわからなかったけど、少しコンテンポラリーダンスのことがわかり始めてきた。3日では短い。また丸亀でやってほしい。」などの感想がよせられました。

養護老人ホーム「亀寿園」では、30名以上のお年寄りが座ったままでできる動作を中心に音楽に合わせて踊りました。昔懐かしい曲がかかると口ずさみながら身体を揺らしていました。休憩のない1時間のプログラムでしたが、みなさん最後まで楽しく参加していました。

郡家小学校では、31(女子17名と男子14)の生徒が参加しました。

初めは、みんなと違う自由な動きをすることに抵抗があったようですが、最後には競い合うようにさまざまな動きをみせました。

終了後、テレビ局のインタビューにも「みんなと同じことをしなくてもいいんだ。そっちの方が面白いということがわかった。」などと答えていました。

最終日の公演は、黒沢美香さんと、DJの椎啓さん、照明のアイカワナサアキさんによる即興舞台「ロマンチックナイトin丸亀」を上演しました。

丸亀市民会館始まって以来の舞台上舞台で、巨大な反響版を昇降させるなどの演出もまじえながら、約1300席の通常客席をバックに黒沢さんが踊りました。

最後には涙を見せるお客さんもいるなど、黒沢さんの踊りに酔いしれていました。

初めてコンテンポラリーダンスの事業を行った丸亀市のダン活も好評のうちに幕を閉じました。

2007年12月 7日 (金)

珠洲市ダン活~アウトリーチ

 11月27日(火)、石川県珠洲市内の珠洲実業高校において、東野祥子さん(Baby-Q)によるアウトリーチが実施されました。

 対象はこの冬に体育の授業で創作ダンスをつくりあげていく女子高生たち。その導入の授業で東野祥子さんによるダンスのワークショップが行なわれました。最初、生徒の皆さんは体を動かすことに照れもありましたが、ストレッチから始まりヒジや肩、ヒザなど少しずつ体を動かしていくことで徐々にほぐれていき最後になると東野さんの動きを真似ながら体育館いっぱいを使って跳んで走って転がりました。

 年明けの1月15日(火)からは、小学校や地元の日舞の会などを対象としたアウトリーチのほか、一般向けワークショップが、行われる予定です。

 また1月20日(日)にはダンスパフォーマンス×映像『透き間』(構成・演出・ダンス…東野祥子/映像…ROKAPENIS、珠洲初演)がラポルトすずで上演されます。みなさんぜひ会場へお越しください。

Photo_6 Photo_7 Photo_8 
●珠洲実業高校でのアウトリーチの様子

.

.


●『Dance ExPress 東野祥子 ダンスパフォーマンス+ワークショップ』チラシ Photo_9

2007年12月 5日 (水)

丸亀市ダン活開催

 

今年度6箇所目のダン活が、丸亀市(香川県)にて123()からスタートしました。アーティストは、黒沢美香さんです。

初日は、高校生以上を対象とした一般向けのワークショップを丸亀市民会館大ホールの舞台上で行いました。ダンス経験のない方を中心に10代から50代までと幅広く参加され、全員で身体を知るという意味も含めて十分にストレッチを行った後、簡単な振りをみんなで覚えました。全員がまったく同じ動きをするのではなく、自分なりの速度や動きをとおしてダンスの広がりなどを感じ取れたのではないかと思います。最後には、ゆっくり歩きながら伸ばした腕と肩を揺り動かし他者と交わっていくワークで、動いている3人に呼応するかのように観ていた参加者が突然交わっていくなど、初日とは思えない出来事に驚きました。

Photo03 Photo02 Photo01

一般向けのワークショップは3日間連続で行われるほか、アウトリーチでは、丸亀市立養護老人ホーム「亀寿園」、丸亀市立郡家小学校に行ってきます。
 

公演は、128日(土)14時から、丸亀市民会館大ホール舞台上舞台で『ロマンチックナイトin 丸亀』が上演されます。お近くの方は、是非お越しください

2007年11月21日 (水)

富士見市ダン活開催

11月13日()~15日()、富士見市でダン活を開催しました。

アーティストは森下真樹さん、アシスタントは楠原竜也さんです。

アウトリーチを北原幼稚園と県立富士見高校で実施しました。幼稚園では元気いっぱいの子ども達が太鼓の音を合図に体を動かしたり、動物の真似をしたりして、思い思いの身体表現を楽しんでいました。

一方、富士見高校の生徒は、恥ずかしがることもなくアーティストの動きを真似したり、ダンスの創作にも取り組みました。最後は、アーティストと共に学食でパフォーマンスを披露。突然のパフォーマンスに食事をしていた他のクラスの生徒はビックリ!コンテンポラリーダンスのアーティストと触れ合うという普段の授業では経験できない貴重な時間を過ごし、生徒達も普段と違った一面を見せていたようです。

また、「キラリ☆ふじみ」では中学生以上を対象とした一般公募のワークショップを行いました。参加者はアーティストの言葉に耳を傾けながら、身体の表現で自己紹介する「身体名刺」や参加者一人一人が動きを考え、全員の動きを繋げてダンスを創作するなど、身体でのコミュニケーションを楽しんでいました。

 公演は、来年1月19日(土)16時15分から「キラリ☆ふじみ」で行います。どのようなパフォーマンスが飛び出すかは来てのお楽しみ!皆さん、是非お越し下さい。

Img_0437 Img_0654 Img_0659 Img_0761 Dscf5530

2007年11月13日 (火)

H20ダン活全体研修会【基礎知識編】開催

116日(火)・7(水)、東京芸術劇場のリハーサル室でH20年度ダン活実施内定団体を対象に全体研修会を実施しました。

 

 この研修会ではダン活コーディネーターの方々に講師をお願いし、コンテンポラリーダンス公演の制作や、アウトリーチの組立て方等のゼミを行なったほか、上村なおかさん(H1718登録アーティスト)による、体験ワークショップも開催しました。

 

 参加者の皆さん、大変意欲的で、ゼミでも、舞台設定や予算などをはじめ、様々な点について、積極的に質問をされていました。また、コンテンポラリーダンスを観たことがなかった方も体験ワークショップを通して、その効果をまさに体感しているようでした。

 

 年明けの18(火)・9(水)にはアーティストプレゼンテーションと合わせて【企画制作編】を開催する予定です。参加者の皆さんには、今回の研修成果を十分活かしていただき、よりよいダン活事業企画に結びつくことを祈念しています。

Photo_2 Photo_3 Photo_4 

 

2007年10月25日 (木)

山県市ダン活開催

10月14日()~20日()、山県市でダン活を開催しました。

アーティストは、セレノグラフィカ(隅地茉歩、阿比留修一)

さんです。

小学生以上のペアを対象にした公募によるペアダンスワークショップでは、親子や友人同士などペアで楽しく身体を動かしカラダ遊びにチャレンジしていました。一般向けクリエイションワークショップでは、約20名の参加者が最初は戸惑いながらも生き生きとした表情で身体表現を楽しんでいました。

また、桜尾小学校、高富小学校で実施したアウトリーチでは、最初、子ども達はセレノグラフィカのお二人の身体の動きに少々興奮した様子でしたが、笑い声や歓声を上げながらも真剣に取り組んでいました。高富小学校の子ども達は、2日間のワークショップの成果として自分たちが創作したダンスを校内で披露し、自身に満ちた表情で表現する喜びを感じているようでした。

公演は、花咲きホールでは初のダンス公演ということもあり、ほとんどの方がコンテンポラリーダンスを初めて観るお客さんで、興味津々の雰囲気の中ではじまりましたが、幕が上がるとホールの中は観客の笑いに包まれる公演となりました。

Photo Photo_2 Photo_3  Photo_5 Photo_6